未払い残業代の計算方法

日本の給与体系は通常、正社員は月給制になっています。月給から時間給を割り出して、割増(25%~)分を加えて「1時間の残業代」を計算します。言葉の説明ではわかり難いですから具体的な数字で説明します。

未払い残業代計算方法

例えば2014年1月~2016年1月まで2年間、未払い残業代が発生していたとしましょう。

まず残業代請求権の時効は2年ですから、2014年の1月分の未払い残業代は時効により請求できません。

未払い残業代は従って2014年2月分から2016年1月分までの23ケ月分になります。この会社は年末12月が忙しく、50時間の残業が発生したが未払いでした。

すなわち2014年12月に50時間、2015年12月に50時間、合計で100時間の請求可能な未払い残業代があるとします。

給料は月給で30万円とし時間給の計算をします。30万円-(諸手当を8万円とする)=22万円。22万円÷22日×8時間=1250円が時間給になります。諸手当とは家族手当、通勤手当、別居手当などです。

残業代は割りまし率が25%ですから、1時間当たりの残業代は「1250×1.25=1563円」となります。深夜残業なら割増は50%、休日深夜なら同じく60%で計算しましょう。

従って2014年12月分の未払い残業代が50時間×1563円=78150円、2015年12月分、未払い残業代が同じく78150円です。

未払い残業代として会社に請求できる金額はいくらになる?

未払い残業代に加えて「遅延損害金」年6%も合わせて請求可能ですから、78150円×2ケ月+78150×6÷100×(13÷12)年分+78150円×6÷100×(1÷12)年分=156300円+5080円+305円=161685円となります。